第5回地域産業部会

第5回 地域産業部会 活動報告

1、日 時  平成22年10月25日(月)午後7時30分~午後9時15分

2、場 所  魚沼市役所 小出庁舎 3階 301会議室

3、内 容  商工観光課長と商工振興室長をお迎えして意見交換会

4、議 事

 

部会長

本日は、地域産業部会に関係している商工観光課長と商工振興室長をお迎えして、行政は今何を考えどのような方向に進もうとしているのか、また我々まちづくり委員会の地域産業部会にどのようなことを期待しているのかお聞かせいただきたい。私たちは今日の意見交換会の内容を基に今後の議論を進めて行きたいと考えています。

 

商工観光課長

市の商工観光課は皆さんと一番近いところで市民とともに地域活性化に向けた仕事している分野だと思っています。魚沼市も全世界を含め国・県の影響を強く受けている。新潟が良くならなければ魚沼も決して良くならない。新潟では大陸から入ってくる人・物をいかに魚沼に引っ張り込むかが重要になっています。
魚沼市ではアルプス電気の進出から生まれた多くの協力企業が中心となっている、「ものづくり振興協議会」は50社になり、新たな産業や新製品が生まれることが期待されており、今後も支援していきます。雇用の確保では、魚沼市は工業集積が低いことからも有効求人倍率が全国で0.57に比べ0.2~0.4と低迷している。地域産業をどのように作り込むかが課題だ。「第2次魚沼市地域経済活性化アクションプラン」には今後進んでいく方向について記載されているが、具体的な施策については難しい問題です。市民と確認しながら進めて行きたいと考えています。

 

商工振興室長より第2次魚沼市地域経済活性化アクションプランと、魚沼市総合計画後期基本計画について説明がなされた。

 

質疑応答

部会長

地域産業部会は間口が広いため、この部会では魚沼らしさとブランドを活かすために「農業」「食品加工」「観光」を三本の柱として議論を進めている。また「雪」「水」を常に意識していくことを共通テーマにしている。今のお話や日頃の考えの中で質問のある方はどうぞ。

 

W

魚沼市の産業構造はいまどのようになっているのか。企業は不況の中、利益が出せず求人どころか、存続すら危ぶまれている。

 

商工観光課長

サービス業は増加傾向にあるものの伸び悩み、工業・商業・建設の求人は難しいのが現状だ。

 

HT
このプランも作成するとき時間の制限もあり早急にできあがった。基本計画もそうだが、数年後検証するとき行政の人間だけで検証しないで、市民を加えて見直す必要があると思う。商店街のコンパクトなサービスの推進と市が考えている湯之谷本庁舎案による行政のコンパクトな住民サービスについては考え方に矛盾を感じる。商工会の合併については目的がはっきりせず、補助金の削減か?合併すれば目の届かない地域はより一層疲弊してしまう。

 

商工観光課長・商工振興室長

プランの検証については市民の意見を今後は取り入れて行きたいと思う。商店街のコンパクト化は大型店と違ったそれぞれの機能を活かしながら生活密着型の利便性向上をはかり地域コミュニティの強化により活性化していきたい。商工会の合併については今度12月合同会議を開催することになった。50周年を機に皆さんの意見をお聞きしたい。市では組織の運営体制や人事の件もあるので行政主導とは考えていない。商工会の再編により施策を一本化していきたい。

 

YM

魚沼市の業況・施策に関するアンケート結果はホームページじゃないと見られないのはおかしい。

 

商工観光課長

内容にボリュームがあるので全戸配布は難しい。今後は内容が知りたい人にはきちんと案内していきたい。

 

NM

いろいろな協議会が立ち上がっているが協議会同士の横のつながりがあったほうが良いのではないか。ネットワーク作りをしてもらいたい。また商店街の空店舗がさら地化され活力が失われている。土地利用の規制を作り空店舗入居者には補助する等施策を要望したい。

 

商工観光課長

縦割りの協議会に横のつながりを持つことは重要だと考えている。情報の共有ができていないと思う。ものづくり協議会等のビジネス交流会では横のつながりの重要性を認識している。

 

NY

魚沼市の魅力は自然と景観だ。観光客に魚沼のお土産品を集めた施設が少ない。JAは農産物直売所をオープンするが市が一緒に力を合わせて販売していこうという姿勢が感じられない。話し合いだけでなく行動を形に変えていく協働が必要だ。

 

商工観光課長

農業は産業のベースです。特産品が少ないと感じています。民間と行政が一緒になって考え、アイデアを出し合い立ち止まることなく続けて議論していくことが大切です。

 

YM

いぶし大根・にじますも特産品に入れていただきたい。

 

農協婦人部

大型店と機能分担することは実際に難しい。魚沼市のお金が都会へ逃げないようJAや一般店で買い物しようと心がけている。個々の努力だけでは難しい。行政の支援が必要と感じています。

 

部会長

今日はありがとうございました。今後ともお互いに協力しながら意見交換の場を持って考えていきたいと思います。最後に課長より一言お願いします。

 

商工観光課長

本日は貴重なご意見をありがとうございました。魚沼市の成長分野は観光産業分野だと考えています。今後とも皆さんの意見を聞かせていただき行政に活かしていきたいと思います。本日はありがとうございました。