第9回福祉健康部会
平成22年度 第9回 魚沼市まちづくり委員会福祉健康部会 概要
◇日 時 平成23年3月14日(月) 午後7時00分~午後9時15分
◇会 場 魚沼市役所 小出庁舎 3階 「301会議室」
◇内 容
「報告」
*第9回運営委員会の報告について
- 第3回全体会の報告がなされたことが説明された。
→大勢の市民から参加してもらいたいとの願いで「秋田県の横手やきそば」や「地元の開高めし」の実食を行った。
→主催者発表による参加者は110名でした。
「協議」
- 3つの小専門部会に分かれて提案書が作成できればと考えています。
→ 1)健康 2)地域医療 3)福祉 - 3つに分けるこだわりはあるのか。
→ 福祉と健康を分ける必要は。 - 今まで何一つとして方向づけができていないように思う。
→ 一体何をやるのか、まとめられないような気がする。 - 皆さんの意見を伺いたい。
- 魚沼市の抱える問題点が整理されていない。
→ 例えば、健康教室をやっていても参加率が低い → その原因は何か。
→ 様々な問題点が明らかにされていない。 - 今まで話し合い、様々な意見が出されたと思うが、それらの全てについて取り組むことはできない。
- 途中からの参加なので、まちづくり委員会そのものについて伺いたい。
1)まちづくり委員会は自分たちで決めて行うのか。
2)上から(役員会や運営委員会等)言われて行うものなのか。
3)市から問題を提起されるものなのか。 - 1)の考え方で良いと思います。
- 今年の中でやれることをやったらどうか。
- 地域医療に非常に興味がある。この部会の意見は(市に)取り上げられるのか
- 市民運動をやっていて、取り上げられるかどうかはわからない。しかし、取り組むことそのものが大事であると思う。実現できるかどうかは別の問題である。
- この場で話し合われることは保障されたものではない。「こうなればいいなぁ」と思うことを提案するだけ。実現を担保するもの(されるもの)ではない。
- 深い思いを持っている人もいる。また、人によって思いの深さは違う。それを話し合っていく。
- 主旨は良くわかる。しかし、検討事項が散乱している。まとめられますか。
- 3つに分ける案が提示されたが、少人数では話し合いにならないような気がする。参加した人数によって、話し合いの中身を検討したしたらどうか。具体的に取り上げるもの(テーマ等)を絞ったらどうか。
- 今、進めている内容は、報告と提言で良いのではないか。
- テーマを絞ったらどうか。
- 総花的に今までやってきたように思う。公共交通と新病院問題について今まで話し合って来たと思う。健康については今一つ話し合ってこなかった様に感じた。あえて3つに分けて話し合う必要は無いと思う。
- 結果に従う。部会で何をやるか(テーマ)が決まればスムーズに行くと思う。
- 新病院問題に関して言えば、提言して行くには、かなり突っ込んだ話しの内容にして行かないと。また、早くしないと市が結論を出してからでは?と思う。
- 「各医療機関の位置づけについて」と言うよりも「役割を明確化して行く」ことになろうかと思うし、既になっている。
- 新病院に対するパブリックコメントをもらう予定があり、その期限が5月6日(金)になる予定。
- 提案しますが「地域医療」と「福祉」の2つで検討していったらどうか。その上で、余裕があったら、プラスアルファ(+α)でやったらどうか。
「全員異議なし」
◇班ごとに分かれて議論
『地域医療班』
- 小出病院がどうなるか知らない。PRが足りない。まちづくり委員会の考え方を伝えたらどうか。皆さんの考え方等について伺いたい。
- 小出病院がどうなるか心配。小出病院を頼りにしている。→只見線沿線の住民は特に。
2つの赤字病院(堀之内病院&新小出病院)をつくるのか?公設民営で果たしてやっていけるのか(民営でどこまでやれるのか?)ベッド数が激減する。手術はしない。新たにできる県の基幹病院で手術した人を受け入れる。より良い方向になればと思う。 - 新病院は、一般病床が90床・療養病床が44床となる。赤字にはならないと思う。
イメージが今までの小出病院とは変わってくる。精神科は0になる。平成27年までにどうなるのか。この部会で何か提案できないか。 - 公設民営で安定した経営ができるのか?手術はしない → 基幹病院からの療養?
病床が減る。基幹病院は病床が450床になるようだが現在ある県立六日町病院と小出病院が一緒になる。直営でないとダメであろう。福祉健康施策(市の直営)と新小出病院(公設民営)形態が別になるから。
診療科も現在よりは減る。 → テナントにより診療科を増やすことはできないか。最低でも200床ないとダメ。 - 療養病床を含めての134床であり。療養病床は一般病床とは違うので90床(一般病床)の病院と考えるべき。
- 市民が出資するくらいの考え方は必要。
- 新基幹病院はどこに出来るのか。
→ 大和病院の隣(廊下で?がるようだ?) → 大和病院を縮小? - 市民の参画ができれば。やり方次第で旨く行くと思う。既成概念を取り払う。
- 新小出病院の構想 → 医療審議会で話し合われた。市民の集約どこでするのか。
→ まちづくり委員会なのか? - 県が県立病院を引き上げるにあたり、市は強い要求を出す必要がある。
→ 医師の確保、施設整備。 - 今までの小出病院と新小出病院の考え方。魚沼市は県の出方を待っている。自らが先に立って発言しなければならない。
- 市 ⇔ 議会 ⇔ 市民がスクラムを組みことが必要。
- 公設民営では病院スタッフが集らないのでしょうか。院長に誰を起用するか次第と考えます。
- 民間になると、利益優先になる。直営になると人件費が掛かる。
- 適正な医療をやれば経営は安定する。適正な医療をやれば予防医療が出来ます。
次回の部会前に新病院対策課長・堀之内病院事務長等を招いて話を聞いてみてはどうか打診してみたいと思います。
『福祉班』
<主な意見交換の内容(移動に関する今までの活動や問題点の再確認、救済対象など)>
- まずは福祉班の方向性を決めたい。視察もやってきたので、福祉班は移動の関係を話して行きたい。NPO法人で福祉有償運送を行っている。通院や買物、全盲の人もいる。タクシー料金の1/2以下で運行している。障害者が対象。しかし、急には利用できない状況。ローカルルールで動きが鈍くなっている。公共交通機関もあるが多額の補助を受けている。提言のための議論を進めたい。
⇒ 特に異議はなくこの方向で検討開始。 - 福祉有償運送は、障害者しか利用できないということだが、その他に実際困っている人はいるのか。⇒ いる。 ⇒ 近くにはいないような気がするが。
- 合歓の会には35人が登録している。堀之内が多いが守門も5人いる。対象者に周知すれば利用者も多くなる。しかし、タクシー事業者との関係で中々できない。長岡までタクシーで片道1万4千円かかるが、中央病院までなら往復1万円で対応している。
- 市が実証実験しているデマンドバスは、民主党の事業仕分けにより今年限りのようだ。
- 交通基本法は骨抜きになっている。移動する者の権利が薄れてきている。
- 市の協議会のメンバーはタクシー会社が多く、福祉有償運送利用者のチェックが厳しい。会員の提示を求められるため、障害者の氏名や障害の程度など個人情報の流出が懸念される。
- 交通弱者をどうサポートするか。サポートする範囲は。生活困窮者をどうするか。
- 公共交通機関は乗換えが不便。
- 山古志では集落単位で車を走らせている。守門を想定した試算では、80戸の会員で、週2回、年100回利用で、年会費2万円で運行できる。運転手の日当及び10人乗りの車を購入。住民の取り組みが必須。
- かけはしは自分の組織の中で実施している。
- 合歓の会は手帳があれば利用できる。介護認定者もOK。
- タクシーよりは安いが、やっぱり高い。
- 福祉タクシー券は初乗りだけなので使い勝手が悪い。
- 移動するには3人の補助が必要。車、車から病院、病院。
- タクシーと福祉有償運送はすみ分けができているのではないか。 ⇒ もっと交通弱者に対象を広げたい。
- 1台でも有償タクシーがあればやりやすい。
≪まとめ≫
- 福祉班は、移動に関する提言をまとめることとした。
議論をまとめやすくするため、福祉タクシーや貸切りなど経済弱者を救済する方法について市からの補助なども含め、班長がたたき台をつくり次回検討することとした。
◇閉 会