第11回福祉健康部会

第11回福祉健康部会 概要

○日時   平成23年5月11日(水)   19:00~

○会場   小出庁舎 3階 301会議室

○内容

部会長:(1)総会での1年間のまとめの発表者の決定
    (2)「まちづくり委員会だより」の編集委員の選出

  • 提言について
    交通弱者のための提言をしたい。
    (1)乗り合いタクシー
    (2)障害者のタクシー券
    (3)福祉有償旅客運送の交通弱者への適用
    (4)コミュニティ交通(独立採算)
  • 今後の地域社会は自らつくることが大事なので(4)は強調してほしい。
  • (3)は厳しいしばりがあるのか?
  • 運営協議会で地域のガイドラインをつくっている。法律以外の部分にもしばりが入る。

新病院などを市民参画などで支えていく仕組みづくりが提言の柱になってくる。
効果のある健康づくりを提案。

 

1班:地域医療班

  • ・市民が参加できるしくみを考えたい。その3本柱として、(1)財政、(2)経営・運営、(3)人事になる。
  • 本当に効果がある健康づくりの提案。
  • 新病院の市民説明会を6回やってきたようだが、参加が少なかったようだ。計画ありきのようで、盛り上がっていない。
  • 「医療を守る会」の提言は良い。
  • 今までみんなで話してきた事をもう一度出してまとめた方が良い。
  • 新小出病院構想で漏れている所を付け足していく。
  • 市の構想だけではなく、市議会をもっと動かしていく必要がある。
  • 提言は大枠のものになる。
  • 新病院構想は良いと思う。地域医療学校などがしっかりとできる新病院になってほしい。
  • 今まで話し合ってきたことに優先順位をつけて提言にするべきだと思う。
  • まずは健康づくりが大事だと思う。
  • 新病院基本計画案はきれいにまとめてあるが、今後高齢者が増えていく中で果たして計画案どおりにできるのか疑問である。
  • 「在宅医療」を地域医療の充実の中に入れるべきである。
  • 基本計画案に対して議会が動く必要がある。行政と議会とまちづくり委員会(市民)がいっしょになって議論する場が必要である。
  • 新病院への「直通送迎バスの運行」も重要だと思う。特に入広瀬・守門地区。
  • 堀之内病院で在宅医療をするとしても現実的には入広瀬までは行かないのではないか?
  • 新病院の基本構想をとても良いと思うが現実的には実現が難しいような気がする。
  • 医師確保の確認はできていない。
  • 構想をしっかり実現させなければならない。
  • 構想の実施要領をつくる必要がある。
  • 魚沼の地域医療は地域によって差がある。
  • 地域格差は送迎バスなどが重要な項目になる。福祉班の交通弱者問題ともからんでくる。
  • 医は専門家・運営は市がリーダーシップをとるべきである。
  • 新病院の公設民営は難しい。市が運営して市民がサポートするやり方が良いと思う。
  • 次回までに提言内容を短くまとめたもので最終審議をしましょう。

 

第2班:福祉班

○下記提言内容を審議確認:今後の交通弱者のための提言

(現状)

魚沼市は合併し、面積が広く山間集落が多く移動の手段として自家用車がそのほとんどを占めています。
 しかし、年々高齢化が進みこの移動手段が困難になりつつあります。市は公共交通政策からいろいろと手を打っていますが、高齢者等にとっては目的地までの移動は困難であり、時間もかかり利用するに不自由な面もあります。
車イス使用者や障がいのある方ばかりでなく経済的な面から移動が困難な方々も交通弱者と考えられます。このような方々のニーズに応えられる交通弱者移動体制の整備を図る時期であると思います。

 

(今後の対応)

 市はいろいろと公共交通対策としてバスや乗り合いタクシーの対策を講じて対応していますが、普通の歩行が困難な方にとっては目的地までには乗り換え等の困難があり利用できない状況にあります。せめてニーズの高い医療機関等の通院者には直通運行サービスはできないでしょうか。

 障がい者等に交付されるタクシー券の利用方法もありますが初乗り運賃に適用のため遠距離利用はしにくい状況にあります。例えば、年間発行券を500円等の定額券とし、まとめて利用できる方法ができれば効果的と考えられます。 

 ドアツウドアの福祉有償旅客運送はタクシーの半額程度で利用できる制度ですが、利用者は障がい者や介護認定を受けた方に限られています。また、この事業は市の設置する運営協議会で運営方法、車両台数、運転者等の独自の規定が定められ、法人が自由にサービスを拡大できない状況にあります。
交通弱者に対する支援の方向からこのような団体が活動しやすいよう助成する方向を考慮してほしいと思います。

 自分たちの地域は自らがつくるという原則から、交通弱者の利用可能なコミュニティ組織をつくり現利用者だけでなく誰もが通る高齢社会に対応することが大切と考えます。このため地域の利用者が会員となり交通手段を構築し、原則独立採算を図り永続的に活動できるようなものにする必要があります。このためには地域住民の意識改革と、当初はある程度の財政支援と必要に応じて組織作りの応援も市に求めなければなりません。

 

(提言)

 魚沼市は地域性から一般人の移動にもエネルギーが必要となります。まして高齢者や交通弱者にとっては常に「陸の孤島」となっています。
いずれの移動事業についても、実現するには高齢者や交通弱者への理解と永続できる市の助成が必要となります。これらの現状を理解いただき、交通弱者の移動について魚沼市は、住民の地域生活を守る立場からしかるべき措置を講じるよう提言するものです。