第5回福祉健康部会

平成23年度第5回福祉健康部会 議事録

○日時   平成23年11月15日(火)   19:00~21:00

○会場   小出庁舎 3階 301会議室

○内容

1.開会あいさつ 部会長

 

2.地域医療に関する質問書について(部会長提案)

○新病院設立準備委員会についての質問(会議非公開等について)

  • 新病院の運営形態などの心配事を明確にした後で公開してもらいたい。
  • 議会にも出していないことをまちづくり委員会に公開するというのは難しい。
  • 新病院について市民が心配している事は、医者がどれくらい来てどのような運営になっていくかということ。眼科・内科・整形外科の現状はひどい。なぜ魚沼に医者が来ないのかを準備委員会で話し合ってほしい。魚沼がこの現状で良いのかを考えなければならない。
  • そういった事を考えるシンポジウムなどはできると思う。
  • 運営形態の細かい部分は準備委員会で議論される。新病院の運営は市民との協働がカギになると思う。市民が協力できることは何かという情報を早めに出してほしい。
  • この部会で病院問題についてどこまで何をするのか分からない。まず、この話し合いをどのようにまとめるか、大雑把な提言ではなくもっと部会で詰めていく必要がある。
  • 市民の希望は出せるが決定権はない。専門知識もない。いきなり公開質問状を出すようなことはやめた方が良いと思う。
  • 質問書が脅しのように受け取られてはいけない。このような言い方はあまり良くない。
  • 市民の出資がないのならば、運営委員会などに市民が入れる仕組みを考えるべきだと思う。
  • まずは新病院対策課とも情報交換・意見交換をしながら今後の部会を進めたい。
    <この質問書については提出しない>

 

3.健康づくりについて(健康増進室)

○健康増進室長からの説明

  • 受動喫煙防止条例の制定については現段階ではまだ難しい。健康づくり推進会議では、たばこ指針の提案が出た。まずは行政施設の敷地内禁煙の取り組みから進めていきたい。
  • 市が行っている健康づくり事業を皆さんから理解してもらい家に帰って伝えていただきたい。

○保健師からの説明

  • 部会の議事録を見ると国保の医療費や健康手帳のことに関心があるようなので話をしたい。
  • 国保の現状として加入率は28.9%(約3割)である。新潟県の平均よりは良いが低下傾向である。市民一人当たりの保険料は増加している。(20市中19位)医療にかかっていないとも言えるが魚沼市では高度医療は受けられない。医者や病院が少ないとも言える。
  • 受診率を見ると医者がかりの回数は少ない。
  • 保健給付費は25億円、歳出総額は40億円を突破した。
  • 魚沼市医療費の疾病別では生活習慣病が4割になる。これは予防可能な病気である。予防によって生活習慣病にならないことを目指している。
  • メタボ、高血圧、資質異常症、糖尿病は自覚症状がない。最近は歯周病も追加された。これらは心疾患につながる。早期予防が重要である。
  • 高額医療費になるものとして腎不全の重症化がある。人工透析が必要になる。
  • 高血圧は合併症にならなければあまり医療費はかからない。
  • がんは高齢者ほど肺がんになりやすい。
  • 魚沼市で透析に至る人は530人に1人の割合。全国平均は420人に1人。
  • 透析になると塩と水を制限される。腎臓病は本当に大変である。警告サインの放置や治療の中断などが良くない。高血圧を5年間ほうって置いたら人工透析になったという人がいた。
  • 特定検診で血圧・糖代謝・腎尿路(たんぱく)の検査ができる。
  • 血圧の薬も減らすことができる。
  • 検診結果をよく見て、その対処を考えるようにしなければならない。検診は受けただけでは役に立たない。
  • 検診の関心が薄いので、予約をとってもらって一人ひとりに結果を分かりやすく伝えるようにしている。今は多くの健康情報がある。きっかけが必要なのでその手助けをしたい。
  • 検診の申し込みに比べて実際に受ける人が少ない。自分で受けたい検診は家族に任せるのではなく自分でしるしをつけていただきたい。
  • 5月に受診申込書の一括送付をしている。検診のレディースディの設定もしている。
  • 検診結果からハイリスク者への関わりを持っていきたい。地域医療魚沼学校や医師会の健康教室など沢山ある。部会の方々からどうしたらそこに人が集まるかを考えてもらいたい。

 

4.質疑応答・意見交換

  • 健康教室などは病院のパンフレットで知った。
  • 市報の折込みチラシはあまり見ないようだ。部会の方からはぜひ見返したりしてほしい。「働き盛りのあなたの体が心配です」という脳卒中の記事があった。若い人は具合が悪くても我慢して重くなることがあるので気をつけてほしい。
  • 広報はあまり見ないでしまうとのことだが、まちづくり委員会の皆さんからは協働で声がけをお願いしたい。
  • 資料2ではがんが1番多い疾病になっているが、血管系が最も多いと思う。分け方が違うのではないか。
  • 血管が老化して病気になることは多いが分類としてはこのようになる。
  • 検診で注意は受けるが聞き流してしまう。呼び出して注意するのが一番効果的だと思う。
  • 健康推進委員として集落単位で委嘱し、そういった人から地域に声がけする方法が良いのではないか。
  • 私は腹部大動脈瘤で手術を受けたが手術しない方法もあった。高額医療で国保に迷惑をかけてしまったと思っている。
  • 治療は料金で選択するものではなく、医者が最良の方法を進めているのだと思う。
  • 医療費も伸びているが、国保はいろいろな拠出金もある。魚沼市は出す方が多い。
  • 魚沼市は高齢者の医療費は低いが若い人が高いので今後が心配である。
  • 全国的に糖尿病が増えている。昔は贅沢病と言われていたが今は知識を学ぶ余裕がない人が病気になっているという現状である。
  • 市も検診結果を見て呼び出し指導の声がけを続けたい。健康づくりの提案はこちらでするが実際にやるのは本人になる。皆さんからも周りに健康づくりの声がけをお願いしたい。
  • 皆さんそれぞれ自分流の健康づくりを実践していると思うが、口コミは大きい。今回のように皆さんからも自分の健康法などを出してもらい積み重ねていけば、まちづくり委員会の財産になると思う。
  • 健康手帳を最新の健康づくり情報などを載せて新しく更新したらどうか。
  • 平成23年4月に更新した。市の健康診断を受けた人には配布している。持っている手帳を検診に持っていって希望すれば最新版に更新できる。検診記録の書き込みもできる。
  • 健康づくりには食事と運動がかかせない。スポーツ基本法が新しくできた。これからは健康づくりにウェイトを置いた指針づくりがされる。魚沼市も健康づくり教室などはしているがスポーツに関しての取り組みは十分とはいえない。健康手帳の有効活用などの勉強も必要。南魚沼市では健康づくり推進会議をつくって平成19年から各地区から推進委員が300人ほど出ている。特に大和地区が盛んである。
  • 地域に健康づくりのリーダーがいると良い。保健師との連携も大事になる。
  • 健康推進サポーターというように健康講座に積極的参加することでも良いと思う。
  • 健康づくり講演会などは市報で見落としてしまう。周知徹底する方法があると良い。やはり集落に健康推進委員などがいると良いと思う。
  • 少し太っていた方が良いという話もあるが実際はどうなのだろうか。
  • 標準体重が個人にとってちょうど良いとは限らない。少し太っていることがちょうど良いとも限らない。
    無理に体重を落とすことはない。あまりとらわれずに健康的な生活をすることが大切である。ちなみにBMI22が標準である。
  • 国保1人当たりの医療費が低いのに国保税が上がっているのはなぜか。
  • 後期高齢者の部分が上がっている。介護保険の拠出が上がっていることが原因と思われる。

○次回 12月15日(木)19:00~ 小出庁舎301会議室