第1回福祉健康部会

第1回福祉健康部会議事録

○日 時   平成24年7月25日(水) 19:00~21:00
○会 場   小出庁舎 3階 302会議室
○内 容

1.開会あいさつ 部会長

 

2.話材提起、意見等

<各委員より>

・地域支え合いの仕組みづくりを

魚沼のまちづくり全体の中で健康づくり、福祉、産業、教育等色々な活動活動が行われているが、労働の交換や、花・木・農産物等で市場に出せないもの等をうまく使うと経費をほとんどかけないで、人と人との結びつきや色々な活動ができる。

・「これからも魚沼市で幸せに生き続けるために」

-幸せな老後創造プロジェクト-
背景としては、益々少子高齢化する魚沼市、働く場の減少、国県市の財政状況の困窮化等がある。
10年後を見据えて想像される課題としては、高齢化老人の一人暮らしの増加、現行の行政サービスの低下、孤独化の心配、生きる張り合いが欲しい、少しでも経済を回したい等色々なことが考えられる。
そのため活動のテーマとしては、60歳以降の寿命が長くなった今、新たな価値観や楽しみを創造して今から種を蒔き育んでいきたい。

  1. 結、地域通貨券の研究
  2. 新地域経済の研究
  3. 市民の定期的な満足度調査
  4. 空家居酒屋等の新たな価値観を創造した楽しみづくり
  5. エンジョイ・健康づくり
  6. 空家・空き耕地を活用した都会人との交流

 

・スポーツリーダーの育成を

以前体育指導員と呼ばれる方がいたが今魚沼市ではいなくなってしまったため、エンジョイスポーツクラブが地域で運動指導者を育成するという部分を引き受けている。体育指導員だった人達をスポーツリーダーという形で健康運動教室へ指導に行ってもらっている。できればその人たちが指導者としてだけではなくて、地域と行政を繋ぐ役割を担ってもらう役目になっていただきたいというところで、スポーツリーダー育成やスポーツ指導者育成が重要だと感じている。

 ・高齢者とともに地域づくり

発端は中越地震だったが、地震後自主防災組織の立ち上げをやっていく中で、こういった問題点が一番大事になってきたのではないかと思っている。魚沼市の高齢化率は今約30%でものすごい勢いで進んでいる。一番懸念しているのは、空き家の増加、高齢者世帯の増加がここに来て顕著になっているということ。魚沼市内では集落によっては高齢化率が40%を超えているところもある。また集落によってはここ15年間で世帯数が半分になっている。少子高齢化が極端に進んでいく中で一番大事なことは、歳をとっても健康で自分のことは自分でやれる、あるいは地域のために何か手伝える、そういった環境であればいくら高齢化社会になってもそう困ることはない。しかし現実にはそういった取り組みはされていない。
自分の地域では12年前から高齢者を対象にした「じょんのびサロン」を毎月2回開催していて毎回30名くらいの参加者がある。それを主婦の方や家庭にいる男性の方々5名くらいの人からボランティアで支えてもらおうということで取り組んでいる。また市からも福祉課から講師として来ていただいて健康づくり教室などを行っている。
高齢者が家にこもらず、そういった場に参加してもらおうということで皆で呼びかけをしながら取り組んでいるので、これを何とか盛り上げてより良い地域づくりを目指して行きたい。

 ・高齢者が外出しやすい環境づくり

高齢者が家にこもらず、集いの場に参加することは大事だが、外に出て楽しい場がない限り、なかなか外出はしない。また、出かけるということになるとどうしても足(移動手段)が必要になるので、公共交通等も含めた中で、空き家等を利用した集いの場づくりに取り組んでみてはどうか。

・戦後のベビーブームの人達が高齢者になったときに十分なケアをしてもらえるように、今高齢者のケアに取り組んでいる。その実践として小規模多機能型居宅介護ということで住み慣れた地域で最後まで暮らすということを支援している。しかし魚沼市の現状としては小規模多機能型は特別養護老人ホームへの入居待ちの人の利用という色合いである。老後に身体が動かなくなった時等の体制づくりということで、どんな風にしたら自分たちの老後を支えられるのだろうということで話し合っていきたいと考えている。
また、高齢で障害を持った人、若者で仕事がない人もたくさんいるので、空き家等を利用して、そういった人達の持っている力を引き出せる場づくりができたらよい。

・出前健康講座の開催

出前健康講座をシリーズでテーマを決め、旧町村単位に1,2箇所で開催できたらよいのでは。あらかじめテーマを絞ってスケジュール表を作成し公表する。テーマとしては例えば食生活に関すること、心の健康に関すること、予防医学に関すること、喫煙の弊害に関すること等を考えている。
モデル地区として2,3箇所でやってみて、波及効果があれば更に市全体に拡大していったらどうか。

・地域医療について

市民病院の運営等についての要望、例えば送迎バスの運行や診療時間の拡大(仕事帰りに受診できるように)等を箇条書きにして提出できたらよい。

 ・「魚沼心の駅」のオープンを

一人ではどうしようもなくとも、人が集まれば何とかなることもあると思うので、地域の中に誰でも気軽に集まれる場所を作っていけたら良い。
心の健康で一番大事だと思っていることは、困った時に自分が安心だと思える場所があることだと思うので、誰でも寄れる「心の駅」を目指したい。

 

3.その他(意見交換等)

  • 現在市内で10のコミ協が立ち上がっているが、市はそういったところに予算をつけて地域コミュニティの組織づくりを推進しているので、企画提案等をする際にはコミ協と連携しながら出来れば良いと思っている。
  •  魚野川沿いを歩いていると旧小出町地内の遊歩道はとてもすばらしいが、旧堀之内町地内に入ると車の進入もあり危険だと感じる。昔はマラソンをしたり、散歩をしている人もいたが今ではほとんど見かけない。
  •  旧小出町地内の遊歩道は「桜堤ウォーキングロード」として県に登録しているが、新潟県内で一番良いコースである。県は遊歩道整備を推進しているが、他の地域はとってつけたようなウォーキングロードというのが現状である。

 

4.連絡事項

  • 本日それぞれから出していただいた提案等を紙ベースでまとめていただきたい。なお、提案書については次回の 合同部会開催日(8/29)の3日前までに市事務局まで提出願いたい。
  •  7/24運営委員会の報告
    まちづくり委員会の今後の運営について(別紙資料のとおり)
  • 次回の会議日程
    部会合同会議 8月29日(水)19:00~
    福祉健康部会 9月26日(水)19:00~