魚沼市立学校通学区域再編計画案の概要

魚沼市における児童生徒数の推移、旧町村界が無くなったことによる通学環境の変化などを踏まえ、子どもたちにとってより良い教育環境を構築するため、通学区域再編計画案を策定いたしました。その概要をお知らせいたします。

現状と課題

 今後の児童生徒数の推移は、平成18年と平成28年を比較すると、小学校で2,498名から2,200名に、中学校で1,313名から1,100名に減少と推計されます。この減少数は、比較的規模の大きい学校それぞれ1校分に相当します。学校間の規模格差は今後ますます拡大し、小規模校においては平成19年度から複式学級の設置が始まり、その後数年を待たずに複式2学級の設置となる学校も予想されます。また、旧町村界が無くなったことにより、明らかに通学距離の短い学校が出現している学校区もあります。

  魚沼市教育委員会では、このような状況を踏まえ、将来を見据えた新たな学校通学区域の設定が必要と考えます。

理想とする学校規模

小学校 「6学年ともクラス替えのある2クラス以上とし、1校当り240~360名規模」
中学校 「2つ以上の小学校が合流し、1校当り240~360名規模」
∴ 必要な学校数  平成28年の児童生徒数の推計値に理想とする学校規模を当てはめると「小学校 6~9校」 「中学校 3~4校」となります。

再編計画の考え方

 再編計画の立案に当っては、「2つ以上小学校が合流し、学校規模が概ね理想に近い4つの中学校通学区域の設定」を最優先とし、通学区内の一方の小学校が小規模校であっても、小学校が地域社会の「よりどころ」であることから、原則として統合を含む小学校の通学区域の変更は行わないこととします。しかし、次のような状態が生じた場合には、併せて小学校の通学区域変更の検討も行うこととします。

  1. 旧町村界がなくなったことにより、明らかに通学距離の短い学校が出現した場合
  2. 複式学級等の状態が生じ、また、生ずることが予想され、保護者・地域から学校統合の声がある場合
  3. ひとつの中学校区内において小学校の規模の差が他の中学校区と比較して、相当程度大きい場合

この考え方に基づき統合等の通学区域の変更を考慮する学校

上条小学校     ⇒  須原小学校との統合を考慮
東湯之谷小学校   ⇒  井口小学校との統合を考慮
入広瀬中学校    ⇒  守門中学校との統合を考慮
小出小・伊米ヶ崎小 ⇒  小出南小・小出北小への分離統合を考慮