第12回地域産業部会
第12回 まちづくり委員会 地域産業部会 概要
日 時:平成23年5月18日(水) 19:30~
会 場:小出庁舎 3階 301会議室
内 容:農業、食品加工、観光という地域産業の3本柱の振興を行なうための具体的事業提案について事前評価を行った結果に基づき提言のまとめを行った。
- 本日は前回の事業評価を基にして事業を誰が実施していくかの検討をしたい。また、市に対する提言をどのように出すかをまとめたい。
【農業】
- 高評価の事業 → 直販ルートの開拓、大豆いろいろ、魚沼そば、ゆりの花を地域ブランドで売り出す(農家・事業者・行政の3者で取組み)
- 地域ブランドをより強固にするため、ブランドを認証する機関の立上げをする。認証制度が必要。農家・事業者・行政が一体となって取組む。大学なども入れて専門的なものにする方法もある。ゆりの花ブランド化の場合、ゆり博覧会などの取組みも有効だと思う。
【観光】
- 高評価の事業 → 炭焼体験ツアー(事業者が中心)、都市交流促進(行政・事業者・市民)、只見線を売ろう(市民が中心)
- 下折立に炭焼窯がある。炭焼は3~4日の滞在が必要。間の体験も考えなければならない。
- 炭焼体験は温泉場との組み合わせが良いと思う。観光の地域への広がりも出てくる。
- 炭焼は切り口としておもしろい。消臭剤などの商品化を考えても良い。
- 炭焼のストーリーづけが大切。バーベキューなどとセットにする。興味を持っている芸能人などを呼んだらどうか。炭焼は独自性があるが、その対象者がどうなのか、慣れていてサポートする人が必ず必要などの課題がある。
- 炭焼をカーボンニュートラルや鳥獣対策などにもつなげると良い。
- 都市交流はそれぞれ今も実施しているが、今後も交流を促進していく必要がある。
- 今年は只見線開通40周年の年である。PRの取組みを広げていく必要がある。
【食品加工】
- 高評価の事業 → あんぼ・やくもちの売り出し、雪中貯蔵の利用、米粉製品開発、ご当地グルメ(事業者・行政)
- 特に雪中貯蔵に注目したい。これは雪国ならではのものである。「緑」「玉風味」などお酒の雪中貯蔵はあるがもっと利用したい。米や野菜などの取組みも良いと思う。
- 「雪だるま財団」主催のオープン会議が魚沼市で予定されている。そういった機会に雪利用について、食品加工だけでなく雪エネルギーなどの取組みなども考えた方が良い。
- 雪室をつくって区割りで売るのはどうか。 → もしあれば自分はほしい。良いと思う。
- 中国やシンガポールの人が雪を見たいといっている。観光にもつなげることができる。
【その他】
- 高評価の事業 → 「魚沼の名人」データーベース化、「魚沼の達人」を利用する体験講座、雪室を貸し出す。
- 名人、達人のデーターは一部あるようなので、しっかりとデーターベース化して活用する必要がある。
- 「食品加工」でも出てきたが、雪室の貸し出しがここでも高評価となっている。
- 雪国ならではの山野草を見せる場所をつくるというのも良い。花は女性に人気がある。
魚沼のブナ林も良い所がある。すでにある自然を整備することも必要。 - 魚沼市は自然環境都市宣言をしている。13箇所程度の自然基礎調査を実施している。散策コースの確認、その発信の仕方、利活用などを検討していく。かたっくり、水芭蕉など荒れやすいということ、個人の私有地になっている所などもあり課題もある。
- 取組みやすさでの評価をしたが、難しいことほど取組む必要があるのではないか。
【全体のまとめ】
- 農 業 → 地域ブランドの認証機関の立上げは効果がある。
- 観 光 → 炭焼体験などがあったが市への提言としてはどうかという部分もある。
- 食品加工 → 雪室・雪中貯蔵は雪国ならではのものである。
- その他 → 名人・達人をもっとデーターベース化して活用することは大事。
雪室・雪中貯蔵の活用推進を中心に提案をする
- 魚沼の地域性を出すには雪室の取組みが良い。
- 貸金庫のようにして利用できるようにしたらどうか。
- 付加価値をつけることができる所であれば推進する価値がある。
- 都会の人が野菜を雪室で貯蔵しておき、それを送ってあげるようにする。
- 市内で雪室をいっぱいつくるのであれば制度融資などの仕組みづくりが必要。
- 魚沼ブランド=雪室に入ったもの というようなことも考えられる。
- 構造などについても専門家のアドバイスをもらうようにする。
○今後の部会としての取り組みをどうするか?
→ 部会の自主活動も検討していく。
→ 部会で魚沼のお土産・名物品を考える。
次回:6月15日(水)19:30~ 小出庁舎