第5回教育文化部会

第5回教育文化部会 活動報告

○日時:平成22年11月17日(水) 19:00~21:30

○会場:小出庁舎 3階 委員会室

○内容

1.あいさつ

2.第2回魚沼市まちづくり委員会 全体会の反省点

  • 会場が狭い。発表者がどんな人物かわからない。部会中間報告の資料が無かった。
  • 結果報告の周知
  • 市民がもっと集まる内容を検討するべき
  • まちづくりだよりをつくって、まちづくり委員会の活動内容をもっと知ってもらうべき
  • 時事的な問題や課題をテーマにしてみたらどうか
  • 全般的には総合計画や集中改革プランを公開することができてよかった。

 

3.第3回魚沼市まちづくり委員会全体会について

  • 平成23年2月27日(日)に決定
  • 中間報告と市民が集まる企画(各部会から意見がほしい)

 

4.魚沼市地球温暖化対策実行計画策定のお願い

  • アンケート協力
  • 市民策定会議
  • ワークショップ

 

5.前回に引き続き、教育文化のテーマの絞込み

  • 2班に分かれてワークショップ
  • 班ごとに絞込み結果の発表

○ワークショップ

第1班

前回出た意見について共通の認識を持つために、議論・検討を行った。

Q・テーマの間口が広いとまとまらない。大きなくくりが必要。行政と直結できるように「学校教育」、「文化振興」、「生涯学習」の3本柱が良いのではないか。

A・「学校教育」、「文化振興」、「生涯学習」の3本柱で良い。

 

Q・3つの優先順位はどうなるのか。

Q・今まで多かった意見は学校教育に関することだった。

A・1.学校教育、2.文化振興、3.生涯学習の順番が良いのではないか。

 

Q・魚沼市独自の学区制ができたら良い。文系、理系などそれぞれの学校に特色を持たせる。

A・可能かもしれないが、慎重に行う必要がある。学校長等を呼んで、意見交換をしたらどうか。

 

Q・学校にかたよりがでるのではないか。通学バスの問題なども出てくる。

A・学区制や学校ごとの特色づくりによる偏り、通学に関する問題への対応は難しい。上記にもあるように、慎重に議論を進める必要がある。

 

Q・3本柱を全体的なものとしてまとめて提言した方が良いと思う。

A・そのために3つの分野それぞれに基本となる理念を設定し、それに基づいた施策を考えて、決定していくべき。

 

<学校教育>

Q・一学区制の導入。各学校の特色作り。それぞれの学校で理数系、文系、スポーツ系、音楽系等に時間をつくり、力を入れたらどうか。

Q・学校毎の特色を活かせるような教育行政。特色ある教員の配置。

A・地域間に差が出る可能性がある。しかしそれぞれの学校が特色を活かそうとすることは大切である。

 

Q・学校間の生徒間交流(学校訪問交換会)。学校間の交流教育(スポーツ、芸術文化、自然体験)

A・講習会等テーマを決めて、一緒に研修や発表会をしたらどうか。また文化祭や音楽祭もどうか。

 

Q・親塾の開催。子どもは親に準じる。親の教育や家庭での躾の方法等を教える必要がある。

A・PTAを中心に行なったほうが良い。

 

Q・現場主義に徹した地域学習。学校教育に地域文化を導入するために、地域活動に子どもを参加させる風潮にする。

A・鳥追いや神輿等、地域の伝統行事に参加させるべき。

 

Q・学校は基礎学力をつけることが優先。学校の先生は忙しい。部活動などは多くしないで地域指導を進めていく。

A・教師は、授業の他にも部活動等まで見なければならない。教師がもっと授業に専念できるような教育システムの工夫や改良が必要。

 

Q・学校のスポーツ指導(部活)に地域スポーツ団体の協力、交流。学区を越えた「クラブチーム」の育成。

Q・魚沼市小中学校統一の教育ビジョン・教育憲章づくり。国際交流、自然体験学習、文化活動など各学校ではなく市全体の計画の下で実施するものを確立。

Q・文化活動、スポーツ等(部活動)の種類が多すぎる。チームなど人数不足になり選択にも迷う。

Q・子どもたちの感性を磨く場が必要。スポーツ、芸術文化、自然体験など学区を越えて学ぶ。

Q・魚沼流人材教育システム(教育特区、独自性)

Q・教科書や教育方法、手段等を学校毎に選択して進めることがどの程度可能か?

A・魚沼統一学校をつくったらどうか。学生全てを1つの学校にまとめることで、統一の教育ビジョンを設定や学区を越えた交流や学習、文化活動やスポーツ活動の活発化等、様々な問題を解消できる方法のひとつではないか。

 

Q・学力テスト、体力レベルの結果を公表した方が良い。序列が分かることはマイナスでないと思う。

A・順位が下の人がいじめられるかもしれない等、不安材料があるようであれば上位何名までといったように、限定して公表したらどうか。

 

Q・小中学校学区の再編。学校統廃合で適正規模にする。(1学年2学級以上)

Q・市幼児教育の一元化(保育所は市営、幼稚園は民営)

A・規模をあまりに小さくするのはよくない。ある程度の基準を設けて統廃合を進めるべき。また設置の基準や性格が違う施設もあるので、そのあたりに配慮しなければならない。

 

Q・小中学校の基礎学力重視(基礎学力を国平均以上に)

A・基礎学力の向上が図ることは大切だが、子どもたちに

 

<文化振興>

Q・文化団体の育成について交流事業を計画的に進める。

A・分野を限定せず、様々な交流を行なうべき。

 

Q・伝統文化(芸能・技術)の発掘と促進。

Q・各地域の文化活動の掘り起しと地域芸能の確立。

 

Q・伝統文化行事の自治体及び地域での記録保存。

A・動画や音声の記録、聞き取り調査を行ったらどうか。

 

Q・文化会館、文化協会、学校と連携した事業(子ども芸能祭、子ども音楽祭、子ども祭り)

Q・学校と地域がバラバラで指導している。教育現場と地域団体の一体化。

A・魚沼こども芸能祭のような市全体のイベントを考える。

 

Q・文化協会・体育協会の充実。市の後援強化。

Q・文化会館事業などでのアーチストによる学校訪問の充実。

Q・芸術文化・スポーツの鑑賞講座、ワークショップ・アウトリーチ事業など予算化。

A・文化振興分野への充実した支援が必要になる。資金面、情報面等の体制づくり。

 

Q・教育委員会で文化協会、体育協会、文化会館のマネジメントを専門団体などに委託するための予算づけをする。

A・教育現場が柔軟に受け入れられるような体制作りを。学校で教師が文化的なことを教えられないのであれば、講師を呼んで教えてもらう。

 

<生涯学習>

Q・子どもから高齢者まで皆が学べる地域コミュニティの構築。

Q・文化サークルへの高齢者活動支援。

A・活動会場へのアクセスの支援。文化サークルが活動を継続して行っていくための支援。

 

Q・学校と地域との連携強化。(体験学習・地域の先生・社会への関り方)

A・学校への地域住民の積極的参加を促すべき。

 

Q・一過性ではなく継続性のある体制と団体の自立を促す。

A・団体が乱立するような状況を避けるために、支援を行なう体制、団体は厳選して考える。

 

Q・文化財の積極活用方策。

A・埋蔵文化財の展示等を行なったらどうか。

 

Q・世代間交流による文化伝承。年1回程度ではなく、年6回程度の機会が必要。

A・地域にしっかりと定着させるために、継続的に行う必要がある。一過性のものにしない。

  • 生涯学習の文化部門と文化振興の講座部門が重複しないような整理が必要。
  • 公民館活動の位置づけを明確にする。

 

<全体として>

  • 干溝の学校再編は大変だった。地域はどう思っているのだろうか。
  • 入広瀬地域は了解していると思う。
  • 学校を残すための再編ではなく、大きく統合する再編でないと最後は地域の了解が難しくなる。
  • 小学校は残したとしても中学校は再編が必要である。
  • 音楽・スポーツなどの大会は学校単位になっている。国の制度に関わるがクラブチームなども大会に参加できるシステムがあった方が良い。
  • 今までの話の中では「学校教育」が1番太い柱の核になるようだ。学校の運営システムから「文化振興」「生涯学習」につなげていく方向が良いと思う。

 

第2班

【教育理念】

  • 魚沼市の教育理念をはっきりさせる。

 

【一貫教育】

  • 中高一貫教育に人気がある。例えば津南高校。
  • 小、中、高の一貫校とは何か?→学校の方針が決まっている。
  • 教育に関しては中学のレベルが上がっていないようで、津南の中高一貫教育学校に通う子ども達がふえている。魚沼の小中学校のレベルアップを図りたい。それにはどうしたらよいか。親の意識改革が必要と思う。
  • 地域の学校の学力レベルの把握とその対策について。学校差についてデーターを知ることがない保護者が多い。

 

【教育のあり方】

  • 補修授業時間を設ける。
  • 環境を良くする(物理的・精神的)環境。
  • 個性尊重教育が子供を駄目にする。
  • ゆとりの授業など今の教育の良い所と悪い所など国の変遷を考えるべきだ。
  • 競争の否定は勉強に対するモチベーションを失わせる。
  • 競争の否定は社会階層化の固定をもたらす。ひいては国の衰退をもたらす。
  • 競争の否定は大問題
  • 新学率とは何か?有名校が目的か?基礎学力が前提となる
  • 問題解決型教育か系統教育か
  • 新学の為の学習ではない。競争の原理は学問には必要ない。
  • 学習に競争原理を導入する。
  • 就職との関係「履歴書」には学歴を記入しない。

 

【教師の関連】

  • 先生が忙しすぎるので、もっと子供達と交流が出来るように、効率重視ではだめ。
  • 先生の権威と信頼関係が必要だ。
  • 教師のレベルアップも必要。
  • 交流が必要。例えば美味しい物を食べたことがなければ、その美味しさがわからないのと同様に良い物や良いことを多く見たり聞いたりしなければわからない。
  • おじいちゃん、おばあちゃんから教えてもらうなといった先生がいた。
  • 教師の資質が低下している。受験勉強の為に友達との遊びを知らない。
  • 基礎知識がなければ応用はできない。
  • 学校での躾学習は不要。家庭でやること。
  • あたりまえでないことがあたりまえに終わっている。このことが心配だ。

 

【家庭関連】

  • 子ども達の「学校の時間」以外の時間の使い方によって学力の高低がでる。
  • 家庭の意思が子どもに影響する。
  • 堀之内高校生は、学校に行く前に駅前のコンビニへ数十名。*朝食を家できちんと取らせない家庭が多い。家庭教育の欠如
  • 学校なかせ、家庭教育が欠如。携帯電話を使う時間が野放し。家庭学習時間が極めて少ない。
  • 家庭は子どもの学習の実態を知っていない。(宿題の際は答えを見てから出す)
  • 親の考え方は学校に任せっきりでは駄目です。
  • 授業参観に両親が出てくる機械を最低でも年1回は実行してはどうか。両親参観の実施。
  • 学校教育のレベルアップをするにはどうしたらよいかを皆で考える。
  • 小学校、中学校のレベルアップ。先生と父兄の協力。
  • 家庭学習時間の確保。親も読書を!
    最低1年生10分・2年生20分・・・・6年生60分
  • 親の教育が必要。
  • 家庭での躾がないと学力もつかない。

 

【道徳・躾 関連】

  • 学校では平均的な授業というがなるべく落ちこぼれないような教育、例えば学校を地域の有識者が協力して徹底した基礎学力と応用学力、それと道徳的な指導が出来ないものか。例えば論語塾のような寺子屋。
  • 模範意識の向上(社会一般で)
  • 家庭の財力と教育を受ける機会との関係
  • 挨拶の徹底。家族間での挨拶が対話の第一歩。おはよう。ありがとう。
  • 親がどうしたら強くなれるか(子どもに対して親が弱い)
  • 子どもたちの登下校時の挨拶が徹底しているのは入広瀬地域。子どもは地域で育てられるもの。
  • 通学の電車の中で教科書や参考書を開いているのは情報高校生。化粧に余念のない女子高生。(朝の電車、バスに乗って実態を把握すべきだ)
  • 家庭での躾。例えば箸や鉛筆の持ち方は家庭で出来るのでは。
  • ゲームの弊害を知ること。

 

【地域との関連】

  • 地域の活性化と学校の学力関係を大切にする。
  • 職人の方と子ども達との交流。老人による昔話し(民話)の交流。農業人、林業人と子ども達の交流。
  • 子どもが将来の地域をつくる。子どもの世話になることを認知すること。

 

【その他】

  • 図書館をどうするのか。小出庁舎?