第9回生活自然環境部会

第9回 生活自然環境部会 概要

○日 時   平成23年3月1日(火)   午後7時より

○会 場   魚沼市役所 小出庁舎 3階 委員会室

○内容

  1. 第3回魚沼市まちづくり委員会 全体会と今後の予定について    
  2. 尾瀬ネイチャーガイドの取り組みについて
  3. 部会の活動方針案について

1.第3回魚沼市まちづくり委員会 全体会と今後の予定について

  • 副部会長の星野正昭さんから、先日行われた第3回魚沼市まちづくり委員会 全体会の概要を簡単に説明。
  • 今後の予定として、3月7日に市役所庁議メンバーとの懇談会、3月8日に運営委員会の開催を予定。森山右文さんから、6月の総会での報告に向けて、提言書の様式を早めに決定してほしいと要望が出された。

 

2.尾瀬ネイチャーガイドの取り組みについて

○ネイチャーガイドのしくみ

(1)奥只見郷ネイチャーガイドについて

 魚沼市観光協会所属のガイドで、観光客を中心として地域の歴史や自然の楽しんでいただく。
 ネイチャーガイドの仕事の範囲としては尾瀬が中心で、その他にも市内の歴史や自然の観光案内も行っている。

 (2)魚沼自然大学

 小学生や一般市民を対象に、自然体験学習によって景観や自然を楽しんで学んでもらう。仕事の範囲としては、市内の植生調査、市民講座(歴史自然体験コース)、小学生の尾瀬環境学習、越後駒ケ岳避難小屋の管理など。
 市民講座では、歴史や自然、野鳥といったことをテーマにしたりしている。最近では、ウッドバーニングといって、小さく切った木材に、絵を描いたり、文字を入れたりして、それにはんだゴテで後をつけ、金具をつけてキーホルダーにする教室も行っている。

 ○ネイチャーガイドの目的
 尾瀬や市内の自然観察を通して、生物多様性を学んでもらうことで、環境に対する関心や自然保護への意識を持ってもらう。2010年には、市内の小学生全てを尾瀬に案内して環境教育を行っている。また市外の学校からの希望もあり、新潟県全ての小学校に尾瀬に来てもらいたいと考えている。子どもの環境学習では、子どもたちが自分から考えるようにさせることが大切。例えば、ある植物を見せて名前を当ててもらう。子どもたちは形や色から、様々な名前を挙げていく。必要なのは、自分から自然に興味を持ってもらい、自然について考えてもらうことだと思う。

 ○ネイチャーガイドの活動
 夏季のガイドとしての活動期間を除き、尾瀬環境学習や尾瀬自然、山岳ガイド認定者のホローアップ研修及び認定者受験講座を行っている。
 また最近では、群馬といった他地域での研修も行っている。

 ○ネイチャーガイドの課題

(1)ガイドの仕事がある期間は、6月~10月くらいまで。冬期間の仕事がなく、若い人が仕事にするのが難しい。またガイドの多くが年輩者なので、連続してガイドをするのが体力的に難しい。また案内や山登りに必要な体力を維持していくもの大変。田中さんは現在でも、暇があれば山登りをしたり、スキーをしたりして、体力維持に努めている。

 (2)ネイチャーガイドは、観光客の希望に合わせて案内するので、日程が1日や2日などバラつきがある。また案内を希望する時間や場所も違うので、対応が大変。
 また団体客の場合は、案内する上では楽だが、少人数に比べて詳しく説明できない。その場合は、多くの人手が必要。

 (3)実際にガイドをするうえで、案内するための経験や話術を身に付けるのが難しい。何度も現地に足を運んで、探索しないと自然を学ぶことはできない。

 

3.A-5 高齢者も子供も安心して歩ける歩道の整備

  • 環境への配慮を考えた場合、車を減らして歩行者を増やすのであれば、歩道の整備は必要。
  • 歩道を整備する場合、集落内の歩道だけではなく、集落同士の間の歩道も整備しなければならない。集落間の移動のとき、車道を歩いているようなお年寄りがよくいる。
  • 歩行者を優先し過ぎて、車両の通行が不便になっては意味がない。ある程度は歩行者も我慢してもらわなければならない。
  • 歩道の整備や歩行者への対応は、地域の人の協力や理解が大切。歩道の整備を行う前に、きちんと住民に説明しなければならないと思う。
  • 歩道の整備をするなら、歩道のバリアフリーもするべき。古い歩道は車道との境目に段差がある。
    歩行者や自転車の通行に危険だと思う。
  • スクールガードを活用するべき。その地域の危険な箇所は住んでいる人が一番知っている。地元の人たちに協力してもらえば、子供が安心して通学できる。
  • 歩道除雪の方法も考えてほしい。歩道除雪の一部で終わっており、反対側の歩道に移動しなければ、歩けない場合がある。その度に車道を横切るのは危険なので、除雪の方法を工夫するべき。
  • あまり知られていない交通ルールがあると思う。春の交通安全運動などで、もっと交通ルールの周知や明確化を図るべき。
  •  地域ごとに、親子で参加できる自転車教室や交通安全教室を行ったらどうか。