第10回生活自然環境部会

第10回生活自然環境部会 概要

日 時:平成23年4月5日(火)19:00~

会 場:小出庁舎 3階 委員会室

1.開会のあいさつ

・平井会長

開会に先立ち、東日本大震災でお亡くなりになった方の御冥福をお祈りし黙祷をささげました。その後以前に開催された全体会、協働推進会議の概要が報告された。

 

2.議題

A-5「高齢者・子供・身体障害者等の交通弱者でも安心して歩ける歩道の整備を図る」について

(1)前回の会議で疑問となっていた自転車が通行可能の歩道の定義について説明。

  •  幅員の広い歩道でも自転車は、車道通行が原則、歩道は例外。自転車が歩道通行できるのは、道路標識で指定された場合、運転者が13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、身体の不自由な方、車道又は交通の状況から見てやむを得ない場合のみで、通常は車道の左側を通行しなければならない。

(2)住民参加による取り組みから歩道整備の事業化に結びついた事例

  • 県道米沢今泉線今泉地内のバリアフリーまちづくり事業
    H 17年度 ワークショップで現状把握と理想とする道路について意見交換
    →H18年度社会実験としてポールで車道を狭めて歩行者空間の確保
    →H19年度バリアフリーまちづくり事業として採択
    →平成21年度1期工事完成、平成22年度2期工事着手、平成24年度完成予定
    *地元の強い要望を受け、整備の方向性を探るワークショップからスタート。
    *社会実験を実施、事後評価等を通じて、地元の合意形成を図った。
    *住民参加を「事業化への準備」として行ったことで、道路整備実施への道筋を作った。

(3)自転車の安全対策

  • 自転車をプロが点検することで「TSマーク」を交付する。点検料は中学生の場合1,000円程度。対人2,000万円の保険が付く。
  • 中学生はヘルメット着用しており、小学生も部活等で自転車を利用する際はヘルメットを着用している。
  • 市の交通指導員(12名)と警察で、要請があれば小学生や老人クラブに対して交通安全教室の実施している。また高校生の二人乗り、無灯火、交差点の違法な通行方法等も目に付く。
  • 歩けない老人が自転車に乗っている。歩けなくなったら自転車、バイク、車に乗らないようにする。

 

A-6「地域コミュニティー根幹となる道普請、堰普請、江浚い等の参加者を増やし、地域住民の絆を太くする」

  • 高齢化が進んで集落単独ではできない地区も今後予想されるが、コミ協としても取組む必要がある。
  • 共同作業に不参加の場合の不参加料を取る地区ととらない地区があり、金額もバラバラである。
  • アパートの取り扱い、農家と非農家の問題もある。また、地域によって差がある。
  • 旧小出町では、江浚いは流雪溝の水源確保の大事な作業で、町内の伝達の場にもなっている。
  • 仕事の内容によっては世帯主だけでなく、高校生、女性でも参加が可能である。

 

まとめ

道普請、江浚い等の共同作業は集落、町内のコミュニティー、世代間の交流等からも重要で、終了後の飲み会もコミュニケーションを図るためにも良い。
このことが、「自分たちの地域は自分たちで守る」意識を持つことになる。