第4回地域産業部会

第4回地域産業部会 議事録

○日 時   平成23年9月21日(水) 19:00~

○会 場   小出庁舎 3階 301会議室

○内 容

1.開会あいさつ

 

2.観光振興室長より、市の観光施策についての説明と意見交換

 現在、市では魚沼市の観光の方向性を決める観光振興計画の策定を進めており、その中でも農観業に力を入れようとしている。現在では、毎年足立区から中学生を農業体験で受けいれており、田植えや稲刈りを体験してもらう等の事業を行っている。
 今回地域産業部会からの提案を実現し、市全体で盛り上げ、魚沼市を観光で売っていくためにできる限りの協力は行ないたいと思う。また折角来てくれる観光客の皆さんに気持ちよく来ていただくためにおもてなしの心を持った観光振興を行い、同時に観光業で働く人達が生きがいや熱意を持って仕事をしていけるような場作りも行なっていきたい。

 

部会員からの意見・質問

質問:魚沼市の観光行政で、力を入れている、入れようとしている方向性は何か。

回答:現在、市ではどの方向に力を入れているか定めてはいない。今後策定する観光振興計画の中に盛り込んでいきたいたいと思う。

 

意見:観光といっても、遊ぶ、食べる、学ぶ等いろいろな分類に分けられる。魚沼市として力を入れる分類はどう考えているのか。全ての年代の観光客を呼ぼうとしても無理がある。ターゲットを絞り、観光目的の明確化を図っていったほうが良いと思う。

 

意見:農観業に力を入れていくのは良い。しかし農業に興味を持っている人は大勢いると思うが本格的な農業を体験してもらおうとなると難しい。本気で農業をやりたい人、田植えや稲刈りだけなど簡単な体験だけをしたい人を区別して考える必要があると思う。

 

意見:現在第2次魚沼市地域経済活性化アクションプランの策定が進められている。市内の金融機関、商工会など様々な職種の人達が参加している。しかし観光業に関わる人達の参加が無い。今後農観業という形で農業と観光に力を入れていくのであれば、観光業の人達が参加しないのはおかしいのでは。

 

意見:行政がリードしてくれて、全てやってくれると思っているようではいけない。自ら動いてイベントなどの催し物を行なっていき、市外からのお客さんを呼び込んでいかなければならない。そのための支援を行政で行なっていってほしい。あくまで市民が主体的に動いていかなければ意味が無い。

 

意見:これからは観光等のためのイベントの企画を、市民からプレゼンしてもらったらどうか。あくまで市は、制度や資金の面で補助するので、市民の中から是非出てきてくださいという立ち居地であるべき。市民自ら能動的に動いていく流れをつくっていったほうがよい。

 

質問:市が定義する観光とはどんなものか?

回答:端的に言えば、①外貨を稼ぐこと、②交流人口を増やすことだと思っている。市外からお客さんを呼び込み、地域にお金を落としていってもらう。

 

意見:単純に人を呼び込み、お金を落としていってもらうという関係だけでは寂しい。実際に魚沼市に来た人達に、この地域を感じてもらい、好きになってもらえるような付き合い方ができないか。

 

意見:新しい地域の活性化のための方法を考えることも大切だが、今あるものや場所自体の魅力の底上げも必要ではないか。今まで通りのままでは、そのうち飽きられてしまう可能性がある。

 

意見:今ある観光資源、これから作っていく観光資源を宣伝していくためには、それを保証するものが必要。そのための組織として地域ブランドの認証機関が必要。今後認証機関が成長し、その認定に信頼が置かれるようになれば、魚沼市の地域経済活性化の助けになると思う。

 

 3.雪室活用の先進地視察について

  • 10月の部会として、津南や安塚等の雪を活用している先進地を視察し、今後魚沼市で活用していくための方法等を検証する。

 

4.その他

  • 講演会のお知らせ
    地域ブランド・マネジメント  ~地域主権時代における地域ブランド開発と実践法~
    日 時  平成23年10月31日(月) 13:30~15:30
    会 場  朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター) 2階 中会議室20