第1回地域産業振興部会
第1回地域産業振興部会 議事録
○日 時 平成25年7月25日(木) 19:30~20:45
○会 場 小出庁舎 3階 301会議室
○内 容
1 会議報告事項
7/12 役員会報告
2 「食のモニター制度」について
9月29日実施予定の食のモニター制度試食会の参加企業については、大沢加工の杵渕社長からものづくり振興
協議会食品部会に所属する企業に声をかけていただき、大栄食品、魚沼市森林組合、入広瀬山菜組合、大沢加工
の4社で決定。参加企業からも本日の部会へ出席してもらい、意見交換を行った。
提案者より制度概要について説明
《現状》
大手企業のモニター制度や市制モニター制度は多く存在するが、中小零細企業が自社の既存商品や試作品をモニタリングするにはマーケティング会社に多額の費用を支払い、アンケート調査を依頼して分析してもらうのが一般的である。その費用が大きい負担となるため従業員や家族間で試行錯誤しながら、新商品として販売していくか、思いとどまるか決めているのが現実である。そこには社員間の上下関係や家族間の馴合いが生じ、消費者目線の感覚や指摘は生まれにくいと思われる。誤った選択をしかねないだけでなく、判断まで時間の経過が長引くことから販売を躊躇することが多いように見受けられてならない。
《提案》
このことから、まちづくり委員会「地域産業振興部会」としてモニター制度の設立についてご検討いただきたい。
具体的進め方やどのような制度にしていくかは今後の課題として、市内の企業・商店が気軽にモニタリングできるシステムを構築してはどうか。
《効果》
- ボランティアモニターなので事業者に経費が掛からない。
- 魚沼を元気にしたいモニターなので、愛情と思いやりのこもった消費者の生の声がダイレクトに聞ける。
- 本音のコメントが聞けるからこそ、事業者側も励みとなり本気で商品開発に取り組んで行ける。
- モニターからお墨付きをいただければ魚沼ブランドとして登録しやすく販売しやすい。
- モニターに好評な商品はモニターの口コミで販売効果が期待できる。
- 売行き不振の既存商品を改善したり、インパクトのあるネーミングを一緒に考えてくれる。
- 何度も改善を繰り返しながら良い商品に仕上がるまで応援してくれる。
- 業種・業態変更したいときにも参考意見が聞ける。
- 様々なアンケートにもお答えする組織として利用することも可能。
- その他いろいろ・・・
試作品 ⇒ 主力商品に育つ ⇒ 売上アップ ⇒ 事業拡大 ⇒ 雇用創出 ⇒ 若者定住 ⇒ 嫁不足解消 ⇒ 子だくさん ⇒ 地域活性化
“魚沼”食のモニター制度イメージ(案)
《方法》
- 試食後、会場アンケート
- 試食後意見交換会
- ネーミングアンケート
- メールアンケート
- ホームユーステスト(サンプル郵送後、アンケート回答郵送)
- 希望年代にアンケートやグループ討論・検討会
- その他
<制度について企業からの質疑等>
Q 定期的に開催するものなのか、それとも企業から要請があった時に開催するのか。
A まだそこまでの具体的な打合せはしていない。今回1回やってみて、その後については運営委員会等で打合せをしながら考えていきたい。ただ、試食会後に改良を加えた商品について、すぐ意見を聞きたいということもあると思うので、そういう時にはなるべく対応できるような方法はとるべきだとは思う。
Q 市報にモニターを募集しますという記事が出ていたような気がしたが?
A 部会でこんなことをやっていますというお知らせの記事であり、まだモニターの募集はかけていない。まずはまちづくり委員会のメンバーに声をかけて一度やってみる。まちづくり委員会で繰り返しやりながら制度を構築し、最終的にはこの制度を独立した組織で運営できる形を目指している。
Q 魚沼を活性化するためにこれをアピールしていきたいというような力強いものがあれば良いが、地場産を使った自社製品を持っていない。そういった中で、どの程度のものを出したら良いのか?例えば地場産のものを使って作ってくださいということなのか、既存の商品でも良いのか。
A 魚沼にある企業の方が、この商品を売れるようにするにはどうしたら良いのか、モニターの声を聞きたいというときに活用する制度であり、地場産を使用した商品でなければならないということではない。既存商品の改良、量、パッケージ等について意見を聞いてみたいということでも良い。
<委員から企業への質疑等>
Q 出品する商品は概ね決まっているか?
A 大沢加工・・・けんちん汁
A 大栄食品・・・魚沼美雪ますの笹押し寿司
A 魚沼市森林組合・・・未定
※聴きたい内容(味、量、パッケージ等)は各企業で異なる。
<タイムスケジュール(案)>
(1)まちづくり委員会メンバーに当日の出席確認(1部会10名以上参加要請)
- 4部会×10名+市職員等10名程度=50名で実施。
- 8月20日要請開始 8月30日1次締切 部会長は不足メンバーを募集9月10日までに事務局へ報告
- 9月17日モニターに日程等案内文書送付
(2)アンケート作成の運営委員会を設立しモニター参加企業と打合せを実施
- 8月8日までに運営委員会メンバー選出
- 8月21日モニター参加企業アンケートの内容を検討し雛形作成
- 8月28日モニター参加企業と出品内容及びアンケート内容の変更打合せ
- 9月4日モニター参加企業とアンケート内容の最終確認
(3)食のモニター制度試食会 当日の進め方(意見交換会等)アンケート集計結果は後日
- 9月29日(日)午後2時より開催 会場
<タイムスケジュール(案)について質疑等>
Q アンケート作成の運営委員会は何人くらいを想定しているか?
A 6名程度
Q アンケートは何項目くらいを想定しているか?
A アンケートの内容は各企業によって異なると思うので、ある程度の雛形を作成して、質問項目を入れ替えられるような形にしてはどうか。
A マルをつけるだけのアンケートではなく、なるべく意見を書くような形の方が良い。
<その他意見等>
- 20~30代くらいの人をモニターに入れたい。
- 女性(特に主婦)や若者の意見や発想は貴重。
- まちづくり委員会のメンバーの家族からも参加をしてもらってはどうか。
- 商工会青年部ルートで参加を呼びかけてはどうか。
- 色々なルートを使って、幅広い年代層を集めたい。
<検討結果>
- 運営委員(6名程度)は、部会長・提案者・事務局で相談して選出することで了承。声がかかった人は引き受けていただきたい。
- 概ねタイムスケジュール(案)のとおり準備を進めることで了承。細部は次回の部会までに部会長・提案者・事務局で詰める。